英検準1級の単語対策としては単語の難易度別に3段階あると思います。
アルクのStandard Vocabulary List(以下SVLで表記します)を参考にすると

Zone1≒SVL4~6≒全体の2割(21問中4問程度)出題
Zone2≒SVL7~9≒全体の5割(21問中10~11問程度)出題
Zone3≒SVL10~12≒全体の3割(21問中6問程度)出題
くらいが目安になるかと思います。

Zone1は英検準1級では「サービス問題」なので取りこぼしは避けたいです。
Zone2は英検準1級でのボリュームゾーンで「ここが合否の分かれ目」となります。
Zone3は英検準1級では「難しめの問題」で全部取る必要は必ずしもありません。
但し、リスニングが強くない(受験者平均を下回る)人で
語彙問題で稼ぎたいならばZone3も固めておく必要があります。

何はともあれまずは「パス単英検準1級」を購入してください。
ちなみにSVL未収録の語が150語弱あるのでそれは印をつけて
「英検用単語」と割りきって先に覚えましょう。
SVL未収録の語のリストは以下を参照
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/english/1356770767/
スレ669~674

Zone1の単語については、英単語ターゲット1900(第4版)
をセクション3も含めて全部「すぐに意味が出る」状態にしましょう。
例文がないので完全にチェック用になってしまいますが 
英単語2001(スーパーハイレベルも含めて)でもおkです。
何にしても「受験レベル」の英単語は全て意味がわかるようにしてください。
受験勉強を未消化に大学受験を終えたり、推薦入学のため受験勉強未経験な人は
このレベルの単語においても
「単語チェックではなく1から覚えていく必要がある」かもしれません。
その場合は 
「英単語ピーナツ銀」「キクタンadvanced」「TOEFL4000アルク版(コア60まで)」
あたりの「覚えるための工夫がされている」本を1冊こなしてから
英単語ターゲット1900(第4版)や英単語2001に戻るといいと思います。
収録語彙のレベル帯は概ね同じなので1冊やれば分からない語句が減っているので
ラクになります。

Zone2の単語については、パス単準1級を潰していきましょう。
但し、パス単準1級は覚えるための工夫は皆無なので
覚えるのがシンドい人は
「英単語ピーナツ金」「キクタンsuper」「TOEFL4000アルク版(コア80まで)」
あたりの「覚えるための工夫がされている」本を1冊こなしてから
パス単に戻るといいと思います。
収録語彙のレベル帯は概ね同じなので1冊やれば分からない語句が減っているので
ラクになります。
 
ここまでやれば15/21(全25問だが句動詞が4問あるため単語は21問)点前後の
得点が期待できると思います。
但し、リスニングが弱い人は20/21点前後の得点まで底上げする戦略もあると思います。
その場合はZone3のレベルの単語も準備しておく必要があります。 
キクタン英検1級(パス単と比べて収録語が抑えられているし覚えやすい)や 
「TOEFL4000アルク版(コア100まで)」をひと通り終えてしまうと
効果が期待できます。
さらに準備しておきたい人は英検1級パス単をやってもいいですが
これは分量が多いので準1級対策としてはオーバーワーク気味になります。
もちろん、1級を視野においてボキャビルするのならば覚えて損はありません。 

次に語彙問題の4/25問を占める句動詞問題についてです。
まずはネクステやヴィンテージの熟語パートの「句動詞」箇所を
全て分かるようにしましょう。
但し、他の熟語も読解やリスニングでは当然出ますからできれば全部やってください。
英検準1級の語彙問題では句動詞しか出ないので句動詞だけ覚えれば事足りるのですが
さすがに大学受験レベルの熟語は
句動詞以外もマスターしておかないといろいろ支障があります。 
その後はパス単準1級の「句動詞」を集中的に覚えましょう。
読解やリスニング用のためか他の熟語も収録されているのですが
語彙問題では出ませんので句動詞のみにマーカーでチェックして
優先的に覚えてしまうと効率的です。
句動詞はそれでもカバーし切れない(パス単未収録の句動詞が出ることは避けられません)
ので基本動詞や前置詞のイメージから知らない句動詞の意味を類推できると有利です。
「イメージでわかる単語帳」の基本動詞と前置詞の箇所を読んで
コアイメージを固めておくといいでしょう。
不経済なのですが、 基本動詞についてはもう少し語を広げたいので
イメージで分かる単語帳part2も購入しておいたほうがいいと思います。
句動詞を覚えていく際にもコアイメージを知っていると記憶しやすくなります。
Youtubeに関連動画も上がっているので見ておくと理解がさらに進みます。
田中茂範先生ではありませんが共著者の佐藤先生の解説なので内容は概ね同じです。
MEW Core 500 コア解説
というキーワードでYouTubeを検索すれば見ることができます。

全体的な語彙問題対策としては以上になります。 
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